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checkpoint

自分用のIT技術系ノートです。古い情報や間違っている情報もあるので注意。

Developers summit 2010に参加しての個人的なまとめ(二日目)

デブサミから1ヶ月過ぎちゃいましたけど、いかがお過ごしでしょうか。
個人的なまとめ二日目編、後日後日と思っていたらいつの間にか3月が終わろうとしていました。
いつものことです。


まさに先延ばしの人生。
でもこれは個人的なまとめなので別にいいんだよ!


二日目 2010年2月19日金曜日

  • 【19-B-1】ここまで来た!製造、金融でのアジャイル基幹システム開発 〜ユーザー主導が成功の鍵!〜

朝一からかなり濃い内容のセッションでした。
内容としてはアジャイルソフトウェア開発で基幹システムを構築した二社の事例紹介。
ユーザー主導、というところをどちらも強調されていて身につまされる思いでした。

    • 東邦チタニウム株式会社
      • 北九州八幡への新工場立ち上げに伴う生産管理システムの構築
      • 調査活動半年、開発一年(一ヶ月ごとのイテレーション×9回)
      • 予定の2ヶ月前倒し稼働、予算3%減、不具合なしでの稼働!
      • 工場稼動までの基幹が短く、業務フローが決まり切っていない状況だったのでウォーターフォールは無理だった
      • 業務調査に時間をかけた
      • アジャイルに向いていない人は、決まったとおりに作る人
      • アジャイルに向いている人は、決まっていないことをユーザーと決めて作っていく人
      • ユーザー部門のマネージャーをプロジェクトに引き込んで、ユーザー部門からの要望を即座に取捨選択
      • ユーザーとのコミュニケーションが上手くとれるかどうかでシステムの品質が決まる

    • 株式会社マネースクウェアジャパン
      • FX取引システムの部分再構築
      • 週単位のイテレーション、機能ごとに段階的に作り込み
      • 四ヶ月で改修完了、性能10倍、全面改修と比較して1/3のコスト
      • 金融業界ではビジネスの変化が激しい。ウォーターフォールは不向きと判断
      • できるだけ関係者を巻き込んで計画を進めた
      • 基本的な設計や方向性は最初にきっちり決めた
      • ドキュメントは必要最低限しか作らない。細かいものはTRACなどで管理
      • テストケースをユーザー自身に作ってもらうことで、システム構築の苦労を共有
      • ユーザーをどれくらい巻き込んでプロジェクトを進めるかが重要
      • 技術者はユーザーに最新技術を押し付けないで、ITは手段と意識して欲しい


東邦チタニウムさんの事例についてはこちらでも詳しい記事があります。
ご指定いただいたページが見つかりません。 - CIO Online

  • 【19-D-2】業務システム特化型RIA「Nexaweb」

自社RIA製品の紹介が中心のセッションでしたが、改めてRIAとはどんなものか?どうあるべきか?を考えることができました。

    • RIAが求められる理由
      • ブラウザベースでは実現できないUI
      • 快適なキーボードオペレーション
      • →生産性の高いWEBシステムの実現

    • ユーザーが求める点
      • ソフトやプラグインのインストールが発生しないこと
      • 特殊な運用や管理が必要でないこと
      • 独自の言語や知識の習得が必要でないこと

    • Nexaweb
      • クライアント側のランタイムはごく小さいサイズ(300KB〜)
      • XMLによるUI構築
      • JAVAによる開発
      • リアルタイムサーバープッシュ
  • 【19-E-3】自分でできるWebアプリケーション脆弱性診断

    • なぜ自社でできない?
      • テスト方法や判定基準が分からない、仕様書が作れない、ノウハウがない
      • 自社基準の診断では顧客に信用してもらえない

    • 自分でできるんです!
      • LASDEC(財団法人地方自治情報センター)のWeb健康診断の基準を利用
      • 診断の仕様書や報告書の雛形が公開されているので、そのまま使える!
      • 診断自体は簡易なものだが、仕様は著名な専門家の方々が決めたので信用できる
      • 高木浩光氏とか
      • 診断にはツールを併用すると便利(Burp Suiteなど)
  • 【19-C-4】次世代型情報取得システムの構築技法 〜 CRUSE開発を通じて

今最もアツい分野であるモバイル情報システムについての構築事例でした。

    • 背景
      • 情報インフラの充実で、モバイル機器を利用した情報取得の環境は整いつつある
      • しかし、上手な情報活用が進んでいるとは言い難い

    • 問題点
      • 携帯端末特有の制約(画面の大きさ、入力手段など)
      • PC向けのシステムではモバイル機器では使いにくい

    • どう解決するか?
      • 人間の行動プロセス…操作→認知→判断の繰り返し
      • システムに与えられた情報を活用、環境から取得した情報など
      • できるだけ少ない手順、シンプルな方法でシステムを操作
      • システムが視点の変え方をナビゲート
      • ユーザーの嗜好をフィードバック

    • iCRUISE
      • iPhoneを利用したレストラン検索
      • 「電話で人と話しているかのように検索」
      • マップ+ホットペッパーグルメサーチAPI
      • ボイス検索、音声フィードバック
      • 声の出演:ゆっくり
      • 近日App Storeで公開予定!
  • 【19-D-5】Silverlightを用いたビジネス アプリケーション作成のポイント

    • Silverlight+ビジネスアプリ
      • リッチな表現力、操作性→効率化、生産性の向上
      • Webアプリケーションであること→処理のサーバー集中、クライアント展開が容易
      • 包括的な開発フレームワークであること→開発効率と保守性の向上
      • 業務要件にマッチした場合はよい相性!

  • 【19-B-6】実践Cucumber 〜ユーザの視点でシステムの振る舞いをテストしよう

    • Cucumberとは
      • Rubyで書かれた自然言語対応テストツール
      • ユーザーと対話しながらテスト=意思疎通できる
      • アジャイル開発におけるコミュニケーションの円滑化

    • 特徴
      • 高レベルのステップも構築することができる(ex.管理者でログイン)
      • 「表」を作ってパラメータ変更の繰り返しテストも
      • 「用語集」で単語に処理を結びつけることができる
      • メンテナンスされ続ける仕様書
      • 資産価値の高いテストが書ける
      • →変化に対応できうるテスト

多分今回のデブサミで一番ヤバかったセッション。いろんな意味で。インパクトがすごい。
そして今回一番予想を裏切られたセッション。もちろんいい意味で。
話についていくのが精一杯だったのですが、パタンランゲージには強い興味を持ちました。

    • パタンランゲージの一例
      • 「中心部の共域」 … 集団の多くが利用するエリアを主要動線に隣接させ、中心部に持ってくるべし
      • →「寅さん」の映画に見ることができる
      • 「親密度の変化」 … 奥に行くほどプライベートなエリアを配置すべし


パタンランゲージについては特に面白い内容だったためか、Twitterで実況されていた方も居られるようでした。
せっかくなので、Togetterでまとめてあります。是非ご一読を!

Developers summit 2010 [19-E-7]建築から開発プロセスを学ぶ~パタンランゲージ Tweetまとめ - Togetter



以上を以て二日目のセッション終了。
というかね、二日も椅子に座ってると腰とケツが痛くて厳しいです本当。
来年も目黒雅叙園なら座布団とかクッションがあったほうがいいですね。


あと今回二日通して目一杯セッションに参加しましたけど、これだと余裕がなさすぎるという感じです。
アスク・ザ・スピーカーコーナーで講師の方とお話ししようにも時間がとれませんし。
次回は少し余裕をもった計画で臨みたいところです。


とにかくこの規模のイベントで参加が完全無料とかあり得ないですよ本当。
参加できるかどうか分かりませんが、次回も是非参加したいイベントでした。


特にまとまりの無い話ですしオチもありませんがこれは個人的なまとめなので別にいいんだよ!
とにかくデブサミは超オススメということと、座布団は必要、詰め込みすぎに注意!ということでした。
どっとはらい